運動??
体を鍛えることでしょ!?
脳を鍛えるには「脳トレ」でしょ?
将来のことが不安で、
日々勉強はしてるんだけど、
そんな私にも運動が必要?
運動?そんなの僕には必要ないよ!
昔から「あなたは賢くて羨ましいよ」
とか言われてるからね!
今日はジョンJ. レイティ著
「脳を鍛えるには運動しかない」
を見ていきます
運動と脳を鍛えることは別?
頭を良くするなら、
「勉強、本を読む」
とかで、
「頭を良くするために運動しまーす!」
って言う人はいないよ!
そうですね
でも、僕たち先祖の行動を観察してみたら
案外、そうも言い切れないかもしれません
私たちに学習能力が必要なのは、食物を探し、手に入れ、蓄えるためなのだ。
学ぶには燃料が必要であり、燃料源を見つけるには学ぶ必要がある。
体から出される様々な因子のおかげで、このプロセスは保たれ、人間は適応し、生き残ってこられたのだ。
出典:脳を鍛えるには運動かない
私たちは体を動かすようにできていて、そうすることで脳も動かしている。
学習と記憶の能力は、先祖たちが食料を見つけるときに頼った運動機能とともに進化したので、脳にしてみれば、体が動かないのであれば、学習する必要はまったくないのだ。
出典:脳を鍛えるには運動かない
ぁぁぁぁ、本当だ。
狩をして、その日の獲物が取れなかったら、
命に関わる。
それを避けるために、試行錯誤して、
「どこに獲物が多いか」
「日中がいいのか?夜がいいか?」など
どんどん頭を使って、生き残ることができたんだ!
(犬が言ったらややこしくなるな…)
運動は不安を和らげる?
不安があるなら
「運動で気を紛らわせろ」
ってことでしょ?
それだけではなく、
他にもいろいろ理由があるんです
運動をすることによって、
セロトニンが増え
安心感を高める効果があるようです
セロトニン?
「健康で幸せ〜」
「天気が良くて気持ちいい」
というような時に出る幸せホルモンです
これを見るのもおすすめです
15歳の高校生198名を対象にした
2つのグループに分けて行った研究データがあります
週3回、激しい運動を90分行ったグループ | 週に1度、通常の運動を90分行ったグループ | |
不安度 | 14%減少 | 3%減少(プラセボ効果程度) |
健康レベル | 8.5%向上 | 1.8%向上 |
その他にもこんな効果もあります
- 気をそらす
- 運動をすると、
ひどい不安になった時に別のことに集中できるよになる
- 運動をすると、
- 筋肉の緊張をほぐす
- 運動には体から脳へ送られ、
不安をいっそうかきたてるマイナスのフィードバックを断ち切る
- 運動には体から脳へ送られ、
- 脳の資源を作る
- 運動によってセロトニン、ノルアドレナリンを瞬時にも長期的にも増加させられる
- 別の結果があることを教える
- 不安になると「心拍」が上がり、「呼吸」が早くなる。有酸素運動でも同じ症状が起きる。それを自分でコントロールできると思えると、脳がパニックを起こしても望ましい症状と教え込んでいく
- 回路を作り変える
- 運動によって交感神経が活発化すると、受け身でただ待って心配するという罠から解放される
- 立ち直りが早くなる
- 意識的に自分のための行動を取るようにしてれば、自己把握(セルフマスタリー)の力が強まり不安の予防策になる
- 自由になれる
- 身動きが取れない状態になると不安は増す。その状態を打ち破り行動を起こす
依存症を解決できる??
僕には運動は必要ないかもね♪
だって、周りから「頭いいですね」
ってよく言われるもん
何かを達成したり、
お金を稼いだりすると
ドーパミンという脳内ホルモンが出るそうです
ど、ドーパミンね!
それは人に褒められた時や、
「すごい」など言われた時にも
出るそうです
じゃ、僕はドーパミン出まくってるね!
いやぁ、参っちゃうなぁ
ドーパミンの特徴として
「もっと欲しくなる」という
性質があります
いくらでも貰っちゃうよ!
そのドーパミンは
「お酒」や「薬物」などでも出るので、
依存を引き起こす原因になるんです
僕はそんな怖いものやらないよ〜
‥え?
あなたの「他人から認められたい」
という心境は
「お酒が欲しい!」と似た心境です
別に僕は!
認められたいとか思ってないし!
周りが勝手に言ってくるだけで!
大丈夫ですよ!
ここからが本題です。
同じように、
運動でもこのドーパミンは出ます
何かを好きだというのは実際の快楽体験と結びついた状態で、一方、何かが欲しいというのは、報酬を得るために進んではたらこうとする状態です。ドーパミンは、この「意欲」に関係していますが、対象を好きかどうかには関係していません。
出典:脳を鍛えるには運動かない
え?
どういうこと?
ギャンブル中毒の人は
「ギャンブルをしたい」わけではなく、
ドーパミンが出ることならなんでもいい。
それが
お酒でも
薬物でも
運動でも。
せっかくなら、
健康にもなれて、
自分で自分をコントロールできる
「運動」でドーパミンをもらってみませんか?
別にドーパミンが欲しいわけでは‥
一緒に運動しましょう!
運動は前向きなことに目を向けさせ、心を埋めてくれる
出典:脳を鍛えるには運動かない